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ことばのかたちが生まれるプロセス再考

2009年12月9日 水曜日

「粉」

ことばのかたち作業員のうえちゃん、みぃちゃん、Sくん、Tちゃんの4人で設計図を書き始める。
こっぱみじん、ばらばら、などのイメージが浮かんできたあと、みぃちゃんが
「ふりかけ?」と一言いうと、Sくんが呼応して「島!」と言い出す。
「ふりかけ」が「島」!?なぜ!?Sによれば、それは「ごはんにふりかけをかけたら、島に見えた」ということらしい。

そこからTちゃんと石田さんの共同制作での「粉」づくりが始まる。
たぶん、Tちゃんはまず、ふりかけをかけるためのご飯を作り始めたのだが、ご飯ができたら、
ふりかけではなく、ウナギをのせたくなってしまったようだ。炊き込みの栗ごはんが好きだから、
栗も入れたくなった。

粉、ふりかけ、島、ごはん、うな重、栗ごはん・・・「粉」ということばがたたき台になって、イメージが連鎖してずれていって、出来上がった「栗うな重」。最後はそこにいる女子たち全員を集めて、食事会。順番に「栗うな重」を回していきます。みんなでおいしくガツガツいただきました。

↑こんな風に、ことばのかたちは、あるキーワードがたたき台となってイメージがわきあがり、それがずれてずれて、遊びの中でゴニョゴニョと蠢き、作り上がっていく「プロセス」そのもの。完結しないイメージの連鎖/増殖をある段階で区切りをつけたのが今の姿になった、というわけです。

彼らの遊びは次から次へと連鎖していきます。様々に移ろう過程が「ことばのかたち」に反映され、詰め込まれ、残されていく。目的的に作品を完成させていくのではなく、遊びの「痕跡」が刻まれ、流動的なエネルギーの中で断続的に彫刻されていくものなのです。

・・・というと、ちょっとかっこつけすぎかもしれませんが。

さて、こんどはどんな「彫刻」が生まれるでしょうか?次回12月12日ことばのかたち工房、乞うご期待!

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